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最新情報
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- 印刷物とDPE 基礎知識 22
Japan Coor
長い間、日本には表現印刷色が存在しなかった。そのため、印刷会社ごとにそれぞれ独自の印刷再現色を設けており、印刷会社が変われば、同じ写真原稿や同じインキ濃度の指定、同じDTPデータでも色みが変わってしまう。しかし、印刷デジタル化に伴い、印刷色の標準化が世界的のもとめられた。そこで日本の印刷基準として登場したのが、Japan Colorである。Japan Colorは、ISO/TC130(印刷技術)国内委員会を中心として、社団法人日本印刷学会の協力によって標準化が図られた。
日本の印刷における標準色となるJapan Colorは、従来の製版や色校正、印刷の指標となるだけではなく、DDCP、リモートプルーフ、コピー機やカラープリンタの開発や、カラー調整の指標にもなりうるし、カラーマネージメントでも利用可能だ。Japan Colorを標準色として採用することで、発注者と印刷会社間でのカラーコミュニケーションの統一うを図ることが可能になる。
なお、印刷標準色は、国際規格により1国1標準とされる。日本ではJapan Colorが標準であるが、米国ではSWOP、ヨーロッパではEuro standartd Colorが標準となる。いずれもISO規格に準拠している。
Japan color色再現印刷2001
Japan Colorの色標準印刷見本(カラーパッチ)、又はCD-ROMにはJapan Colorのプロファイルや印刷画像データ、刷り見本の則色値データなどが収録されている。
総合的なJapan Color
ひと言にJapan Colorと言っているが、これは先のJapan Color色再現印刷2001を含め、5つの標準を総合的に言表した言葉だ。
5つの標準とは、「Japan Color標準インキ」「Japan Color標準用紙」、「ベタ色標準測色値」「Japan Colorベタパッチ色見本」そして「Japan Color色再現印刷2001」である
ISO
国際標準化機構のこと。1947年に発足し、工業規格の国際的な統一を測ることを目的としている
△E
色差を表す指標がs△Eと呼ばれる。この値が大きいほど色差が大きく、色が違って見える。ISOでは印刷のベタ色の△E許容値を6以下と定めている
Lab
CIEが提唱した色の表現法のひとつLは明度aはグリーンからレッド、bはブルーからイエローの変化を示す
SWOP
Specifications for Web Off set Publicationsの略で輪転機による印刷の基準カラー。アメリカで広く利用されている。
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